Ⅰ 概 要
投資額が何年で回収できるのかをキャッシュフローで求める方法。
回収期間が短いほど良いことなります。
Ⅱ 長所と短所
長所
①計算が簡単でわかりやすい。
短所
①投資額を回収した後のキャッシュフローを無視している。
②回収期間内のキャッシュフローの時間的価値を無視している。
③目標となる回収期間の決定方法があいまい。
※上記の内容で考えると「正味現在価値が小さくても、早く回収できる案件」と「正味現在価値は大きいが回収期間が長い案件」では、早く回収できる案件が選択されてしまうということも問題となります。
Ⅲ 計算方法

例 題
初期投資額(設備投資) : 3000万円
キャッシュフロー(CF) : 3年間に渡り、毎年1000万円
回収期間=3000万円÷1000万円
回収期間は3年となります。
※初期投資額の内容を機械装置や居抜き物件と考えて利用します。
当然、回収期間法の短所も考慮します。